はじめに
自分で言うのも烏滸がましいが、自分は読書家だと思う。もちろん上には上がいるのは承知しているが大学生の頃から読書の習慣がある。自分の趣味の一つが読書だ。
今回要約する本は、「Long Game(ロングゲーム) 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために」である。
初版は今から3年前の2022年。
この本を手に取ったのは、2024年の暮れに本屋に行った時のこと。習慣の一つなのだが、何かを買いたくて本屋へ行ったわけではなく、「何か自分の気を引く本ないかな〜」の旅の途中だった。そこで手にしたのが本書だ。
結論、おもしろかった。読んでよかった。やっぱり本は面白い。この本が向いているのは、こんな人だろうか。
- 何か目標達成したい方
- 目標達成を途中で挫折したことがある方
では、サクッと要約を紹介です。
目標を立てても、達成できない
「挫折」
多くの方も経験あるのではないだろうか。決して自分も例外ではない。
そもそもなぜ挫折、言い換えると途中で辞めてしまうのか。理由は様々だろうが、自分の場合結果が出ないから、結果が見えないから、これに尽きる。
本書のタイトルにもある、「ロングゲーム」とは何かというと、以下だ。
価値のある将来の目標に向かって努力を続ける、これが「ロングゲーム」をプレイするということだ。
結果が出ない不安の時期を乗り越える粘り強さを持つこと
なるほど、と頷いた。
自分の挫折の一つに筋トレがある。筋骨隆々な姿に憧れてジムに通い始めたものの、変化が見られない。でも会費は毎月払わなければならない。
そんな日々が続くと、ジムに行く意味がないと感じてしまう。そして、やめた。(今はまた通っている)
本書の言葉を借りると、結果が出ない時に不安を乗り越える粘り強さがなかったのだ。
ただ思い返すと、理想とする結果が出ない原因は間違いなく自分にある。なぜなら結果が出ないと頭を悩ませていたが、ジムに通い出してたった1年の頃だったためだ。
では、大谷翔平選手を例を取ってみよう。
彼は、2024年史上初めて「50-50」(50本塁打・50盗塁)を達成した。では30歳の大谷選手のあの活躍はたかだか1年で成し得たことだろうか?もちろん、違う。
言うなれば、過去29年の努力があの結果に結びついている。
どうだろう?たった1年ジムに通っただけで結果が出ないと文句を垂れていたの自分が馬鹿らしいだろう。読書中、とてもいい教訓になった。
途中でやめてしまった時
では、次のステップだ。
途中でやめてしまった際、どうすればいいのか?ここでも本書の言葉をお借りする。結果が出ない時に3つの質問をしようと紹介されていた。
・なぜ自分はそれをしている?
・他の人はどうやって成功したのか?
・信頼できる人はなんて言っているのか?
この3つの質問を自問してみる。
・なぜ自分はそれをしている?
→筋骨隆々の方に憧れたから。
・他の人はどうやって成功したのか?
→とあるYouTuberの場合、少なくとも10年以上努力をされている。(自分はたかだか1年)
・信頼できる人はなんて言っているのか?
→信頼できる人、言い換えれば結果が出ている人は、「努力しろ」と言っている。
憧れとしている人が、10年以上努力を続けているのに対し、自分は1年の努力しかしていない。以上3つの質問に答えることで、自分の結果が出ない理由は明確になったわけだ。挫折以前に、努力不足。それに尽きるのだ。
その後のアクション
という事が自分の身にあった。
本書の内容を踏まえ、以降自分の目標の立て方に変化があった。結論、小さく始めるということだ。
例えば憧れの方がいたとして、その方がダンベル20kgを持ち上げているとする。憧れのまま20kgのダンベルを持ち上げようとしても持ち上がらない。それはそうだ。
だから、まずは5kgを持ち上げることから始める。小さく始めるとはそういうことだ。そして長い目で見て20kgに到達できるようロングゲームをプレイする。
つまり、本書を読む自分は理想が高かったのだ。
これを知ることができた、もっというと骨の髄まで染み込ませることができてよかった。
嗚呼、読書はいいものだ。もっと内容が知りたい方はポチッとしてみよう。
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