はじめに
「お金のプロ」が存在するのも重々承知していますが、
「お金」に関して自分なりに考え、うまく向き合ってきた自負があります。
よく言われる、投資、投機、消費の違いもわかっているつもりです。
たまったま上の動画を見つけて、「正しいお金の使い方」が紹介されてます。
お金に好かれる人と嫌われる人の違いは何か、という質問に対し、編集はされてますがスパッと、ちゃんと使う人と答えられると答えられており、比べるのは烏滸がましいですが同感です。
個人によりますが、正しいお金の使い方のデータが溜まってくるんだと思います。
せっかくこういう動画を見つけれたことですし、30代目前で振り返る、20代にやってよかった投資を5つ紹介をします。(個人の考え)
20代のお金の使い方 消費と投資
まず大前提、よく巷で言われる「消費と投資」の違いを知っておく必要があります。
消費と投資と投機がありますが、投機の定義は簡単。何も返ってこないお金の使い方。無駄遣いともまたちょっと違う気がします。
で、消費と投資。
この定義も難しいんですが、僕は以下のように捉えています。
- 消費・・・自分、または人に使う。短期的満足感
- 投資・・・自分、または人に使う。長期的満足感
似通った定義をしているので、ややこしくなったでしょうか。もうちょっと詳しく説明します。これを「食」という点で例えてみましょう。
例えば、買い食いとかが分かりやすいですね。
仕事終わりにふらっとコンビニに立ち寄り、買い食いする。多くの方が経験があると思います。
学校か部活帰りの学生や、仕事終わりであろうサラリーマンの方も目にしますし、当方も決して例外ではありません。
ではなぜ買い食いするかと言えば、小腹が空いているため。
500円とかワンコインで空腹を埋めるために、買い食いすることで自信を満足させていると思います。
では一方で、50,000円の食事をして自信を満足させるといったケースはどうでしょう。
どちらも空腹を埋めるという点で全く同じです。
ただ、買い食いの500円と記念日などの50,000円のとでは違いがあるのは明らかで、僕はこれが消費と投資の違いだと捉えています。
言い方を変えれば、記憶に残るか、残らないかが境界線です。
50,000円の食事、またそこで受けたサービスって、おそらく記憶に残りやすく、また個人の思い出となって自身を満足させてくれると思うんですね。
振り返れる思い出がある、ってかなり幸せなことですから。
では、一方の買い食いが記憶に残るかと言えば、おそらくそうじゃないと思っています。
「あの時にした買い食いは〜」て記憶にないことがほとんど。なぜなら、その場しのぎのように行なっている行為だから、とも言えます。
短期的満足か、長期的満足か。
個人的に、ここが消費と投資の違いを生んでいると思っています。また、これを前提として以降の記事を書き進めます。
20代でやってよかった投資① 海外を知る
まずは、海外を知ることです。
ワーキングホリデーや海外留学、旅行も含まれます。日本を出て、海外を知るという経験が最も価値ある自己投資の一つだと思います。
なぜそう思えるかと言うと、価値観が変わるからです。日本の当たり前は、外国の当たり前ではないことが多いです。
ワンコインで外食できるのは当たり前じゃないですし、
夜中にふらっとコンビニに行けるのは当たり前じゃないですし、
「お客様は神様」ではありません。
飲食店やスーパーマーケットで従業員同士が喋るのは普通で、
スマホを堂々といじるのも普通で、
街中にゴミ箱があるのが普通、それが外国です。中でもアメリカです。
初見だとかなり驚くはずで、カルチャーショックの一種だと思います。
ただ、外国に行ったからこそ今なら割り切れます。これが外国の普通なんだ、って。
外国を知らないことには、日本の良さに気づくことは決してないかもしれません。
外国を知ってより外国って楽しいと気づけたと同時に、僕は日本がより好きになりました。ECを使うならAmazonよりも楽天を使うようにしますし、カフェに行きたいときは、スターバックスよりもサンマルクやコメダ珈琲を使います。
つまり、日本企業にお金を落とすようになりました。
漠然と外国のモノやサービスが良いと思っていた自分が、日本のモノやサービスをより使うよになり、外国へ行ったという経験が良い学びとなり、そして投資となった一例です。
(使っているスマホはiPhoneですし、IKEAも愛用しますが。。。。)
20代でやってよかった投資② お金の勉強をする
2つ目は、お金の勉強をする、です。
覚えている限り、4~5年前くらいでしょうか、NISAの影響もあって「お金の勉強」が一つホットトピックだったように思います。
「日本ではお金の勉強がされない」という背景もあって、
中田敦彦のYouTube大学や両学長 リベラルアーツ大学といったYouTubeチャンネルが視聴者の勉強を後押しした格好となりました。
2019年から始めたお金の勉強も良い自己投資です。
本屋でもYouTubeでも頻繁に目にしていた、「金持ち父さん貧乏父さん」がお金の勉強のバイブルとなったことは忘れもしません。
本書のおかで「お金に働かせる」という概念を知ることができました。
そして、「はじめての人のための3000円投資生活」を読み、実際に投資信託を始めたのです。
当時、決して熟知はしていなかったわけですが、3000円から始めた積み立てNISAもこの6年で大いに複利を利かせています。
6年後の現在、こうしてお金の勉強をしてよかったと言えることから、良い自己投資の一つだと感じています。
生活する上でお金はなくてはならない存在ですし、勉強して決して損することもありません。万人にメリットをもたらす投資と言えるのではないでしょうか。
20代でやってよかった投資③ 読書
次に紹介するのが、読書です。
電子書籍でも、紙の書籍でも関係ありません。読書は最もコスパの良い投資だと思っています。
過去、英語の勉強をしている際、TEDを勧められました。
学者さんが自身の研究トピックを英語でプレゼンする、という内容です。リスニングの勉強が狙いですね。
ただ、個人的にそもそもそのトピックが興味深いモノ多いように思います。
など。
そしてその中で、何を持ってよい人生だと言えるか、というトピックがあり、その内容が「グッドライフ」として書籍で発売されました。
冒頭、コスパが良いと書きましたが、その理由の一つがこの書籍にあります。
実は、「何を持って良い人生と言えるか」の答えを導き出すために、ハーバード大学で史上最長の幸福研究がされており、その期間なんと85年です。ほぼ1世紀。
そして、本書の値段が1,870円。
人様が85年かけた研究結果を、たったの1,870円で知ることができる、ということに感動するんですね。
加えて、現代人が直面している悩みや苦悩は、過去の人がすでに経験しており、高確率で本になっているはずです。
お金のことであれば先述した、「金持ち父さん貧乏父さん」が25年前に初版が出版されています。
他にもビジネス、恋愛、子育て、医療など必要な情報の正解が他人の手によって既に出ており、それを2,000円ほどで知ることができる。
感動です。
最もコスパの良い投資と言う理由が伝わりますでしょうか。
学ぶこと、知ることに遅いなんてことは絶対になく、買い食いのような短期的満足ではなく、以降の人生に影響することから自己投資と呼べるんですね。
20代でやってよかった投資④ 一流を知る
次に、一流を知るに関して。
これもあくまで持論なんですが、若いうちに一流を知るという経験も、良い自己投資です。
ジャンルは問いません。
ただ、「一流」の定義がやや難しいのも事実です。
一流だから有名である、もしくは有名だから一流である。
特に後者の場合、それが一流かどうか判断の軸がブレるのも事実です。とは言え、一流は自身を肥やすことができます。
食であれば舌を、音楽であれば耳を、体験であれば全身を。一皮剥けるきっかけとなるのが一流との触れ合いです。
一流、言い換えればプロを感じるのはスポーツ選手が分かりやすいかもしれません。
僕の場合、イチロー選手が最も一流を感じたスポーツ選手です。
2004年、MLBのシーズン安打記録258本の記録をイチロー選手が84年振りに打ち破り、こうコメントしています。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」だ、と。
その実績と経験からしか生まれない、重みがありますよね。
他の例だと、知り合いの社長さん。
ダンディだなっていう第一印象の方が実は社長さんだったと知ったことがありました。
社長と聞くと、もっとギラギラしたイメージがあったものの、その方はむしろ逆。とても落ち着いていたんですね。
加えて、丁寧な口調や身振り、立ち居振る舞い。気さくな人柄と低姿勢な態度。
言ってしまえば、一流の人間を見た気がします。
自身の未熟さを知った瞬間です。
いろんなジャンルで一流が存在します。
身近な例だと、食でしょうか。
食べログには、百名店や「Gold」「Silver」「Bronze」があり、決して安価ではないながらその料理の一流を知ることができます。
当たり前ですが、回転寿司と完全予約制でコースのお寿司の場合、「違い」があります。
若いうちに経験するからこそ、その後の人生に大きく影響すると思うんですね。
20代でやってよかった投資⑤ 経験
最後に紹介する良い自己投資は、経験です。
かなり漠然としていますが、ここでいう経験はなんでも良しです。
なんでも良いんですが、「初めての経験」というのは自身の知見を広げてくれます。
そして、なぜ20代でやってよかったかと言えるかといえば、先入観が働くからです。
これは偏見かもしれませんが、人間は楽をするのが大好きで、面倒なことは嫌いです。
真夏の暑い日に、外で〇〇しようと誘われれば少なからず、「クーラーの効いた部屋にいたい」と思う方が一定数いるはず。
言葉は悪いかもしれませんが、歳をとるとバカになりにくくなると思っています。
子供は後先考えず、興味本位でなんでもしますね。そのおかげ(?)もあって、あらゆることの習得が早いし、エネルギッシュ。
一方で、人間歳をとると、子供のように動くよりも先に頭で考えてしまいます。つまり先入観が行動にストップをかけ、無邪気さが皆無となる。
機会損失をしてしまっていると思います。
経験して初めて見える景色って絶対あるんですね。
自分の場合、毎年何かしら新しいことをしようと思っていて、今年は「茶道」と「脱毛」を行いました。
たった1回の経験ではありますが、自身に教養の幅を持たせ人間的深みを生むと思っています。先述した社長さんもあらゆることに知見があり、それが魅力的に映りました。
身近にありながらやったことがない経験。もしくは言い訳をしてやらなかった経験ありませんか。
スポーツ観戦や芸術鑑賞などおすすめです。
その場でしか味わえませんからね。全身で味わうって良い投資です。
ちょっと余談になりますが、僕が次にやってみたいと思っているのがワイナリー、もしくは酒造見学。
普段当たり前のように口しますが、どうやってできているか興味があるんですね。
さいごに
以上、30歳を目前にした自分が考える、20代でやってよかった自己投資をまとめました。
- 海外を知る
- お金の勉強
- 読書
- 一流を知る
- 経験
あくまで一個人の考えですが、これらがやってよかったと思えることです。
冒頭で紹介した動画でも紹介されてましたが、お金を使うことでお金に好かれます。無駄遣いとならない投資をお勧めします。
もう少し残された20代。
もっともっと自己投資をして、かっこい大人になりたいですね。
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