はじめに
元家具屋勤務としては、退職後も家具・インテリアに以前同様、興味関心の熱がある。
徐々に春から夏へと季節が移り変わっており、それに伴って、自分は模様替えに熱が入る。
その理由が、日が長くなるからだ。
家具屋に勤務していた際に、家具・インテリアのレイアウトをどうしたらいいか相談を受けた際、「光を有効活用する」、がアドバイスの一つだった。
「正解」ではないかもしれないが、元家具屋だった当方の、光の使い方を記事にする。
家具配置のコツ 光の種類
では、家具配置における、光の使い方を解説していく。
まず、始めに、光は3種類あることを紹介する。その3つとは以下だ。
- 順光・・・正面から当たる光のこと
- 逆光・・・後ろから当たる光のこと
- サイド光・・・横から当たる光のこと
逆光は日常生活で使うこともあり馴染みがある一方で、順光・サイド光は耳馴染みがない言葉かもしれない。
そして先に結論をお伝えしておくと、おしゃれに見せるためにはサイド光を使うことをオススメしている。
ではそれぞれどういう特徴があるのかを解説していこう。
光の種類 順光
まずは順光から。
先述したように、順光とは、正面から当たる光のことを指しており、家具をおしゃれに見せる上でおすすめはできない。
なぜなら、のっぺりした印象を与えるため。
過去、履歴書や運転免許証用の証明写真を思い浮かべるとわかりやすいかもしれない。
ほぼ真正面から光が当たって仕上がった写真は、「盛れない」ことが多い。
人ではないが、モノに正面から光が当たるとこのような仕上がりになる。

モノをちゃんと照らすことはできているものの、のっぺりとした印象があるのが伝わるだろうか。
正しい表現ではないかもしれないが、フラワーベースもドライフラワーも「ただそこに置かれている」だけである。
おしゃれな魅せ方、見え方ではない。
モノの光の当たり方は他と比較するとわかりやすいため後ほど比較する。
光の種類 逆光
逆光は多くの方がご存じだろう。
後ろから光が当たることで、モノや人がぼやけてしまう。そして家具を配置する際にも逆光となる配置はオススメできない。

そのシルエットから花であることは分かるが、モノをおしゃれに魅せるどころか、むしろ台無しになっている。
では、最後にサイド光を解説する。
そして、おしゃれに見える上でサイド光がオススメだ。
光の種類 逆光
繰り返しになるが、おしゃれに魅せるためにはサイド光を使うことをことをオススメしている。
その理由は、立体感を生むからだ。
先ほど順光の際にのっぺりした印象を与えるとお伝えしたが、サイド光はその逆。
つまり、モノの凸凹が一番伝わりやすいのだ。立体感とはどういうことか、下の画像を参考にしていただきたい。

こちらの写真の場合、男性の右側から光が当たっていることがわかる。
そのおかげで顔の左半分に影ができ、その陰影で立体感が生まれるのだ。
これを先ほどのフラワーベースに当てるとこのようになる。

フリーサイトから引っ張ってきた、「インテリア」の画像がこちら。


ラウンジチェアやテーブル、窓の格子の陰が空間の演出をしてくれている。
もちろん、太陽の光による陰影のため、「無料で」この演出が可能だ。
テーブルランプやスタンドライトを配置するなら、部屋を明るく保つのはもちろんだが、光によって生まれる陰にも気を配ると間違いなくおしゃれに魅せることができる。
ソファ、チェスト、サイドボードの「横」に配置すると立体感が生まれオススメだ。
最後に順光、逆光、サイド光をもう一度比較してみよう。
個人的にはサイド光>逆光>順光の順でオススメする。

さいごに
以上、家具を配置する上での光の使い方をまとめた。
夏が近づくと、西日が眩しいとネガティブな意見があるが、元家具屋勤務の身としてはインテリアが楽しくなる!とついついラッキーと思ってしまう。
西日で暑いのは事実だが・・・
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