家具配置のコツ|素材の組み合わせ・木材をうまく使う

家具配置のコツ 素材 家具・インテリア-Furniture・Interior-

はじめに

元家具屋勤務スタッフが教える、家具配置のコツ第3弾。

第1弾、第2弾はそれぞれ、「光」と「高さ(統一感)」に関してまとめています。

今回は、第3弾。「素材・材質」に関してです。

素材、材質これも家具配置やインテリアを考える上でとても大切。

なぜなら、統一感にも重なることですが、ミスマッチといいますか「不協和音」を生むんですね。

片手にピザ、片手に緑茶みたいな、言葉に出さずとも「ん?」となる現象が起きてしまいます。

家具・インテリアにもやっぱり素材の相性があり、書き出すとキリがないです。。

そのため、この記事では内容を「木材」に厳選して事例を紹介します。

素材・材質の一例 木材

では、具体的に紹介していきます。

前職に就いていた際、主に使っていた素材・材質は大きく分けて4つ。

」「」「」「」でした。

もちろん、あくまで一例であることを念頭に置いておいていただきたいですね。ガラスやプラスチック、石などがあるのも重々承知してます。

また別記事でも紹介しますが、インテリアは「テーマ」「ジャンル」があります。食べ物で言うところの、「和食」「イタリアン」みたいなもの。

作りたいテーマでどのような素材が使われるかを知ることで、理想とするインテリア作り達成の近道になります。

ただ、難しいところもあって、木材っていろんなところで使われていますが、一概に「木」と言っても、いくつかありますね。

僕の場合、ナチュラルなインテリア作りをしていますが、部屋の家具はオーク材がメインです。例えばこのような感じ。

家具屋さんで見かけたであろう、木材の一種ではないでしょうか。

木肌が黄褐色で、柔らかな印象を生みます。北欧系の家具によく見られる一種。

では次に同じ「木」でありながら、全く違う印象を与える例を紹介します。ウォールナット材です。

マスターウォールというブランドがこのウォールナット材に強みを持っていますね。

MasterWalより引用

木が違うだけでかなり印象が変わったのが分かるはずです。色が落ち着くと高級感が増します。

最近家具屋さんに足を運べば、この2種類の木材を目にすることが増えました。

もちろん、他にも椅子によく使われるビーチ材や独特の木目をもつチェリー材もあります。

では本題。

素材の組み合わせに移ります。

素材の組み合わせ

では本題、組み合わせでマッチするものミスマッチなものをご紹介。

「木」×「木」

言わずもがな、これはマッチします。

ただ、どんな木材を使うにせよ、色味は揃えたほうがいいかと。

つまり明るいオーク材と、暗めのウォールナット材のミックスは避けた方がいいんですね。なぜならそれぞれカジュアルな雰囲気とシックな雰囲気の演出をしてくれるからです。

下の画像はマスターウォール青山店なのですが、店舗の壁はウォールナット。

そしてもちろん、家具もウォールナットということもあり、シックな印象を与えますし、統一感の演出もできます。

では、反対に、やや違和感を覚えるのがどのようなインテリアかといえばしたの画像のようなもの。

フローリングが明るい白木であるのに対し、家具が暗めのため、目を引きやすい一方でやや浮いてしまうんですね。

井上家具店より引用

こういうミスマッチを防ぐために有効なのが、ラグを使う事です。

ラグ一つあることでその場所に「空間」を作ることができます。

MasterWalより引用

こちらはフローリングに明るい材が使われているものの、暗めのラグが使われています。そのため浮くことがない。その空間の調和を生むことになります。

○ 「木」×「鉄」

これもマッチしますね。

いわゆるブルックリンスタイルと呼ばれる、木や鉄、レンガなどがミックスされたインテリアによく見られる組み合わせ。

ブルックリンの名の通り、どこか外国感の演出が可能です。

下の画像が、「Brooklyn Cafe」と検索して出てきた画像の一つ。日本ぽくない事はお分かりいただけるのではないかと。

○ 「木」×「革」「木」×「布」

これらもマッチします。

度々引用させてもらいますが、マスターウォールのソファに木と革、木と布を使ったものがあります。

革・布のソファーが木枠になることでそのソファーが与える印象も変わりますね。

アドア東京より引用
Re-Style買取より引用

このように、「木」という素材はかなり有用性があることがわかるはずです。

「家具」という点のみご紹介してきましたが、フローリングにも壁紙にも木が使われるため、使い勝手がとても良い。

ただ、木と組み合わせる際、これは避けた方がいいというものもあります。

△「木」×「プラスチック」

木が万能な素材であるとご理解いただけたかと思いますが、プラスチックとの組み合わせはお勧めしません。

なぜなら、不思議なことに木とプラスチックとでは、安物感が出るためです。

あれだけ多くの素材との組み合わせができていたにもかかわらず、プラスチックとでは全くと言っていいほど機能しません。悪目立ちします。

ネットで、「木 プラスチック 家具」と検索してみるとお分かりいただけるはずです。おすすめしません。。。

さいごに

以上、木材の組み合わせに関してご紹介しました。

これを書きながら思い出しましたが、木目調のデザインもあるため、やはり多くのシーンで使われることがよく分かります。

万能が故に使いやすいですが、プラスチックとは混ぜないように・・・

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