はじめに
日本、アメリカともにもうすぐシーズンの折り返し。
野球の祭典、オールスター戦の開幕ももう少しです。
僕はどちらかと言うと、日本プロ野球よりも、MLBが好き。
理由は、パワーやスピードを用いた高いパフォーマンス、またデータをを用いた戦略の組み立て方が興味深いため。
良くも悪くも日本はアメリカに影響されますから、「ベースボール」に惹かれることが多いんですね。
前半戦の振り返りはまた別記事でまとめますが、MLBは毎年恒例のことが起きてます。
新人の活躍です。
MLBが好きになってから、最も記憶に残るルーキーは、マイク・トラウト選手とアーロン・ジャッジ選手。衝撃でしたね。
以下が2人のルーキーイヤーの成績です。
- マイク・トラウト
打率.326/本塁打30/打点83/盗塁49/OPS.963
- アーロン・ジャッジ
- 打率.284/本塁打52/打点114/盗塁9/OPS1.049
ダルビッシュ有選手とマイク・トラウト選手が新人王争いをしたんですが、マイク・トラウト選手に軍配。
ルーキーイヤーにトリプルスリーを達成してますから・・・。
アーロン・ジャッジ選手はそれ以上に衝撃でした。
なんと、52本のホームランを放ち、本塁打王です。
もう一度言いますが、ルーキイヤーでこの結果を残しています。
こういうことがMLBでは起こり得るので、毎年新人に注目しているんですね。
さて、では2025年はどうでしょう。
未来のサイ・ヤング賞が確約されたポール・スキーンズ選手が昨年現れたのが記憶に新しいですが、今年もちゃんと出てきました。
ミルウォーキー・ブリュワーズ在籍、ジェイコブ・ミジオロウスキー選手です。
2025年の「怪物」
メディアが注目し、「怪物」と表現する選手が2025年のMLBにも現れました。
ジェイコブ・・ミジオロウスキー投手。
23歳、身長2m、体重86kg。若い。そして細い。
ただ、メディアが注目するだけあって、投げる球がすごかった。
百聞は一見にしかず、と言いますので、どうぞ。こちらがデビュー戦↓
こちらが、大谷選手擁するドジャース戦↓
昨シーズンのワールドチャンピオン、ドジャース相手に、6回1失点12奪三振。
幼さがまだ残りますが、その投球は決して可愛くなく。。。
まだ体の線が細いながら、100マイルを連発。カーブとチェンジアップを織りまぜバッタバッタと三振の山を築いていました。
ピンチを抑えた際、感情を全面に出すシーンにも惹かれます。
ドジャース相手に好成績を見せたのはもちろんですが、これまでの投球成績も「怪物」と呼ぶに相応しいです。
6月半ばにメジャーデビュー。
最初の2登板で、5回無安打(4四球)、6回無安打と11回を投げ、無安打投球を披露。
さらに、2024年の「怪物」、ポール・スキーンズ選手との投げ合いに、5回無失点で勝利を勝ち取りました。
圧巻の投球との引き換え
1ファンとして、彼の投球を見てすごいなと思ったのが、以下です。
- ダイナミックな投球フォーム
- 球筋・キレ
- 闘争心
投球後に体が左にグッと持っていかれるほど全力投球なのが分かります。
そして、個人的に2つ目の球筋という点が魅力的に映るんですね。
淡々と同じフォームで球を放っており、スーッと綺麗な球筋で打者を圧倒しているストレートがなんとも魅力的。投手のロマンのように思います。
まるで、テキサス・レンジャーズ所属のジェイコブ・デグロム選手のよう。
彼をまだ知らない方は動画をご覧ください。
圧巻です。彼のストレートの球筋が綺麗すぎてずっと見ていられる。
どちらとも、「ジェイコブ」なのは偶然でしょう。。。
ジェイコブ・ミジオロウスキー選手のことを調べていたら、武田一浩さんもミジオロウスキー選手とデグロム選手を重ねて見ていたようです。
ただ、その2選手を重ねると、選手の短命となることが危惧されます。
つまり、ケガです。
デグロム選手はMLB歴11年、過去サイ・ヤング賞を2年連続受賞(2018.2019)している球界の最高の投手の一人。
ただ、2019年を最後にタイトルとは無縁。その原因はケガです。
健康であれば、シーズン30試合前後登板することが多い中、デグロム選手は2020年以降平均登板回数が、9.4回。
登板すれば、支配的投球を披露するものの、故障が多い選手です。
その支配的投球と引き換えに身体への負担が大きいのは間違いないんですね。
そのため、メッツからレンジャーズに移籍する際、実績があるにも関わらず、その高額契約にリスクだとする声が少なくなかったようで。。。
そして同じことがミジオロウスキー選手にも言えるでしょう。
才能あることは間違いないながら、短命に終わってしまうのではと危惧しています。
100マイルを連発する先発投手が魅力的に映るのは間違いない一方で、長く活躍するためには一定のセーブもいるというのが個人的見解です。
どうか故障だけは気をつけほしい。。。
さいごに
以上、MLB2025の「怪物」、ジェイコブ・ミジオロウスキー選手についてまとめました。
MLB公式は、彼を「6月の新人王」として受賞。
このままの活躍を続ければ、ナ・リーグの新人王は彼でしょう。
シーズン開幕前、佐々木朗希選手が有望株1位、ジェイコブ・ミジオロウスキー選手が100位。
佐々木選手の怪我は仕方ないが、下克上が行われている。
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