はじめに
あなたはどんな「 モノ 」に夢中でしょう。
例えば女性なら、化粧品がその一つかもしれません。一つ一つは似て非なるもの。
「 この〇〇はこういうシーンで使う 」
「 この〇〇はこういう気分で使うのがいい 」
など、自分がキレイに、可愛くなるために多くの化粧品を持っているのではないでしょうか。(生憎、男性目線からは全て同じように見えてしまうのかもしれないが・・・。)
一方の男性はというと、言うまでもなくコレクターの方も多いはず。僕の友人の一人は(アラサー)、歴代仮面ライダーのフィギュアを集め出した。彼は目をキラキラさせていたわけだが、奥さんにその良さは伝わらずこっそりコレクターぶりを発揮しているようです。
「 モノ 」は自分を、そして生活をより良いものにします。
「メガネ」もその一つ。メガネのショップ、メーカーは日本だけでなく、海外メーカーもたっくさんあります。そんな中で、今回は日本最古の眼鏡メーカーであるにも関わらず、あまり知られていないであろうあるブランドを紹介します。
「 増永眼鏡 」です。
増永眼鏡(MASUNAGA)とは?
「 増永眼鏡 」と聞いて、何人がご存知でしょうか。
事実、僕自身も「 増永眼鏡 」を知ったのは3年前のことです。周りの眼鏡ユーザーの多くはどこでメガネを買い、もしくはどこのブランドの眼鏡を使っているかというと、全国チェーン店、もしくはTHE ハイブランドなどが多い気がします。
例えば、こんなとこ。
- Zoff
- JINS
- PARIS MIKI
- Oliver Peoples
- EYEVAN
- Ayame
特に、昨今は芸能人やモデルさんが使っているとなると一気に知名度が広がります。
例えば、Netflixのドラマ「地面師たち」に出演していた綾野剛さんが使っていたとされるメガネは、「EYEVAN 7285」のものです。ちなみに売り切れらしい・・・

では、肝心の「 増永眼鏡 」はというと、2020年より始まった「教場」シリーズ出演のキムタクこと、木村拓哉さんが着用されていました。


あのキムタクが使っていたにも関わらず、自分の周りだけなのか、認知されていない。職場の同僚も、誰一人「 増永眼鏡 」を知らない。ううん。
そこで、ここがすごいぞ増永眼鏡ポイントをまとめていきます。
増永眼鏡のここがすごい① 歴史
ここから増永眼鏡のここがすごいぞポイントをいくつかまとめていきます。
まず初めに、眼鏡の産地といえば?
はい、その通り、福井県・鯖江市です。
日本のみならず、世界にも眼鏡を届ける小さな町。なんと日本製メガネの9割が鯖江から生み出されています。
鯖江市のメガネ産業の始まりは1905年。
農業頼りだった福井県は、冬になると産業がないがために、出稼ぎに行く人が後を立たなかったそう。生活のため、と福井を出てしまうのは致し方ない状況だったはず。
そんな中、ある方が立ち上がります。
鯖江の村民・農民を救うべく「眼鏡産業」を始めたのです。その方とは「増永五左衛門(ますなが ござえもん)」。

はい、そうです。
「 増永眼鏡 」の増永は、増永五左衛門に由来します。つまり、鯖江市の眼鏡産業の始まりは、「 増永眼鏡 」の創設を意味するのです。
1905年創業で、この記事を書いている2024年現時点で創業119年を数えます。
増永眼鏡のここがすごい② 技術・こだわり
これは自身、初増永眼鏡を購入したショップの店員さんに聞いたことです。
メガネが完成するまでに必要とされる工程の数、なんと200以上あるそう。
故に、専門性が高い工場同士で1つの眼鏡を作成できるように多くのメーカーで分業制が敷かれているそうです。
生産性や効率を求めるのであれば納得できます。ただ、「 増永眼鏡 」は違う。「 増永眼鏡 」は分業制ではなく、一貫自社生産を行なう希少なメーカーです。
この話を店員さより聞いた際に、痺れましたね。モノづくりにこだわりを持っているのが伺えます。
事実、その技術の高さから、過去に昭和天皇に眼鏡を献上し、眼鏡界のアカデミー賞とされ、眼鏡業界の最高賞である「Silmo d’or(シルモドール」)」を日本企業で初めて受賞しました。
増永眼鏡のここがすごい③ 社訓
増永眼鏡のここがすごい、をここまで挙げてきましたが3つ目に「社訓」を挙げます。
個人的にはこの3つ目も是非紹介したい。これもショップの店員さんからお聞きし、痺れました。では早速ご紹介。増永眼鏡の社訓がこちら。
当社は、良いめがねをつくるものとする。
出来れば利益を得たいが、やむを得なければ損をしてもよい。
しかし常に良いめがねをつくることを念願する。
日本人はその国民性なのか、はたまた持って生まれた特性なのか、モノづくりという点にこだわりが強いのではないかと感じています。
例えば家電・自動車などのモノづくり。他にも料理もモノづくりの一種でしょう。学生時代のホストマザーは日本のご飯は世界で一番だと豪語していました。
そして個人的に、緻密な作業であればあるほど日本人の得意分野だと思います。先に述べたように200ある工程は間違いなく緻密そのもの。
その技術の高さはもちろん、良いモノを作ろうという精神は100年以上前より築かれていたのではないかと思うのです。
実際に使ってみての感想
増永眼鏡を実際に使い出して、今2年が経ちました。
実際に使ってみて驚いたのは、その軽さ。この軽さは非常に重要な点。
メガネユーザーではない方は想像しづらいでしょうが、メガネは長時間かけているとテンプルが耳にストレスかけ、それが目のゴロゴロや頭痛を生むわけです。

ところが、増永眼鏡はその軽さゆえに全くストレスがない。
以前使っていたメガネは、3,5万円ほどで決して安物ではありませんが度々頭痛に悩まされており、増永眼鏡の快適さに驚きました。
今は増永眼鏡を2つ持っており、それぞれGMS108とGMS202Tです。



リムから蝶番への綺麗なチタンフレーム。職人さんの技術の結晶です。
またGMS108に関しては、今メルカリで定価より半額で売ってます。気になる方はこちら。
最後に
以上が、簡単にはなりますが増永眼鏡の紹介でした。
たまたま周りに使っている友人や同僚がいないだけかもしれませんが、アメリカやフランスでも取り扱いがあり世界で認知のある日本発の眼鏡ブランドです。
日本だと東京、名古屋、大阪、奈良に直営店を設けています。もちろんネットからも購入可能ですし、Amazonや楽天市場でも購入可能です。
増永眼鏡の歴史や商品レビューは、D-Eye眼鏡チャンネルでも紹介されていました。
このブログやYouTubeで増永眼鏡の良さが伝わりますように!
ではでは。
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