【MLB2025予想】MLB公式よりプレイヤーランキングが発表!1位は納得のあの選手

MLB2025プレーヤーランキング 野球-Baseball-

はじめに

先日、MLB公式がチームパワーランキングを発表し、それを記事にまとめた。

そして、それと一緒に毎年発表されるのが「プレーヤーランキング」だ。

このランキングは、読んで字の如く個人の成績に焦点が当てられるものの、個人の成績はチーム成績にも繋がりうるものである。

つまり、言ってしまえば公式が2025年のMVP予想をしているようなものだ。プレーヤー100人が発表されるが全員は紹介しない。TOP5のみの紹介だ。詳しくはこちら

2月半ばに公式より発表がされたのでこちらも記事にまとめる。

2024年のプレーヤーランキングは誰がランクイン?

さて、プレーヤーランキングは毎年発表されるとお伝えした。そして公式によるMVP予想であるともお伝えした。2024年のプレーヤーランキングと、ア・リーグ、ナ・リーグのMVPも重ねて振り返ろう。

1.ロナルド・アクーニャJr (前年成績)打率.337/41本塁打/106打点/73盗塁

2.ムーキー・ベッツ 打率.307/39本塁打/107打点/14盗塁

3.アーロン・ジャッジ 打率.267/37本塁打/98打点/6盗塁

4.大谷翔平 打率.304/44本塁打/95打点/20盗塁 10勝5敗/防御率3.14/奪三振167

5.フレディ・フリーマン 打率331/29本塁打/102打点/23盗塁

以上が、2024年シーズン開幕前にMLB公式が発表したプレーヤーランキングだ。

2023年シーズンは、MVPを受賞した大谷翔平の活躍はもちろんすごかったものの、同じく、もしくはそれ以上に注目を集めたのがロナルド・アクーニャJrの活躍だ。

2024年シーズンに大谷翔平が「50-50」(50本塁打・50盗塁)を達成したが、ロナルド・アクーニャJrは前年「40-70」を成し遂げた。文句なしのナ・リーグMVPを受賞した。

ただ生憎、2024年シーズンは怪我によりほぼ全休。2025年シーズンも復帰時期は未定だ。

ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンは大谷翔平と並んで「MVPトリオ」と呼ばれるが成績を見ればMLB公式の見解にも納得がいく。

今こうやって過去の成績を振り返って、目を見張るのがアーロン・ジャッジだ。

2023年シーズンに怪我の影響で開幕に間に合わず。106試合の出場に留まったが、本塁打数は37。ハイペースで本塁打を記録をしていたのがわかる。自身が持つア・リーグシーズン本塁打数を更新してもおかしくなかった。

MLB公式によるプレーヤーランキング2025

では本題に移ろう。

以下がMLB公式による、プレーヤーランキングだ。

1.大谷翔平 (前年成績)打率.310/54本塁打/130打点/59盗塁

2.アーロン・ジャッジ 打率.322/58本塁打/144打点/10盗塁

3.ボビー・ウィットJr 打率.332/32本塁打/109打点/31盗塁

4.フアン・ソト 打率.288/41本塁打/109打点/7盗塁

5.ムーキー・ベッツ 打率.289/19本塁打/75本塁打/16盗塁

では、各選手をそれぞれ5位から見てみよう。

5位 怪我がなければ・・

5位には、ムーキーベッツ選手がランクイン。

ベッツは日本メディアでも報道されている通り、過去MVP受賞している。またゴールドグラブ賞6回、シルバースラッガー賞(優れた打撃成績を残した選手に送られる)7回受賞しており、打ってよし守ってよしの選手だ。

一番の不安点は怪我だ。

死球による離脱前は、1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンの打順で組まれていた。故に、対戦するチームとしては勝負を避けられない。きわどいコースも攻めないといけない。結果的に死球となる可能性も高い。

老け込むにはまだ早く(32歳)、離脱がなければ3割30本塁打が期待できる選手だ。

4位 MVPの常連

4位はフアン・ソト選手だ。

今オフに大谷翔平を抜き、スポーツ史史上最高契約をニューヨーク・メッツと結んだ。彼は弱冠26歳にして「完成された打撃」とも評されている。

打率が3割を上回ったのは1度しかない。ただ、驚くべきは出塁率だ。

昨年の打率は.288で決して高くなく、低くもない。ただ出塁率は.419を記録している。つまり、四死球により1割以上出塁率を稼いでいる

おまけに30本塁打を打つ能力は十分あり、甘く入ればホームラン、ボール球は見逃すというまさにお手本とすべきバッティング技術を持つ。タイトルとはあまり縁がないが、いつMVPを受賞してもおかしくない選手だ。

3位 昨年20位からの大躍進

3位のランクインには驚いた、ボビー・ウィットJr選手が名を連ねた。

2024年の首位打者・最多安打を記録したボビー・ウィットJr。彼も将来のMVP候補なのは間違いない。

プロ3年目の24歳ながら、すでにトリプルスリーを2度達成。昨シーズンアーロン・ジャッジの三冠王に待ったをかけたのが彼だった。

32本塁打を記録したものの、パワーヒッターという印象はない。無理に引っ張らず、右に左にヒットを打てるし、足も速い。

シーズン3度のうちそれぞれ30、49、31盗塁を記録している。若き日のマイク・トラウトを彷彿とさせる。

負担の大きいショートというポジションにいながら、トリプルスリーを達成し、ゴールドグラブ賞も獲得。

ただ、まだまだ改良の余地があるのも事実だ。打率は.332だったものの、出塁率が.389。四球数は57ということも考えると、早打ちの傾向にある。今後一皮剥ければフアン・ソトのようになれるだろう。

2位 名門球団のスーパースター

2位はアーロン・ジャッジ選手だ。

当然ランクインするだろうと思っていたのが2024年ア・リーグMVPアーロン・ジャッジだ。

2~3年前、大谷選手がまだエンゼルスにいた際の打撃を見て、「彼の打撃フォームを参考にしている」という記事を見かけた。それも相まってか近年のアーロン・ジャッジ選手はお手上げ状態だ。

2022~2024年の成績が以下だ。

  • 2022年 打率.311/62本塁打/131打点/出塁率.425/長打率.686
  • 2023年(ケガで離脱) 打率.267/37本塁打/75打点/出塁率.406/長打率.613
  • 2024年 打率.322/58本塁打/144打点/出塁率.458/長打率.701

彼はア・リーグのシーズン本塁打数の記録保持者だが、昨シーズンの記録を見てもわかるように62本に迫る勢いだった。

さらに、注目したいのが出塁率と長打率だ。

出塁率.458ということは、ほぼ打席の半数出塁していることがわかる。さらにバットを振れば7割の確率で2塁打以上(長打)を記録している。

もしあなたが投手だったら、もしくは監督だったら勝負するだろうか?自分なら避ける。7割の確率で長打を打たれるのならランナーがいれば失点に繋がるからだ。

同じ考えなのはMLB各球団も同じようで、四死球133敬遠数20を記録しており、これもリーグ記録だ。彼がランクインするのに納得がいく。

では最後、1位の紹介に移る。

MLB公式は、言い方は良くないが、こんなぶっ飛んだ成績を叩き出しているアーロン・ジャッジを2位に位置付けた。

1位に別選手をランクインさせるということはアーロン・ジャッジ以上の評価が下されているということだ。

1位 リーグ問わず、野球界のナンバーワンがランクイン

映えある第1位には、大谷翔平選手が名を連ねた。

大谷選手が同じ日本人だからと特別扱いするわけではないが、彼の1位へのランクインにも頷ける。

大前提、言うまでもないがMLBで「二刀流」をこなしているのは彼だけだ。広大なアメリカの移動や過密な試合スケジュール。これらを加味するとその体力に脱帽である。

おまけに投手・打者どちらをとっても一級品だ。昨シーズンは手術の影響で登板はなかったものの、本格的に二刀流として活躍した2022年、投手・野手として以下の成績を残している。

  • 15勝9敗 防御率2.33/投球回166/167奪三振 (ア・リーグサイ・ヤング賞投票4位)
  • 打率.273/34本塁打/95打点/9盗塁

投手として10勝以上をあげる、打者として30本塁打以上をあげるのがどれほど難しいことかは、過去MLB挑戦した日本人選手を見ればよくわかる。それを彼は同一シーズンでやってのけた。

投打どちらでも好成績を残す二刀流選手をMLBで見れるのは、最初で最後の可能性もある

昨シーズンは打者専念の1年だったわけだが、「50-50」を達成したのは記憶に新しい。そして終わってみれば「12冠」を達成。中には記録こそならなかったものの「日本人史上初トリプルスリー」達成などもある。

大谷選手はナンバーワンであり、そしてオンリーワンの選手だ。誰とも比較できない。

二刀流復活が予想される2025年シーズン。どんな活躍を見せてくれるのか。

さいごに

以上、MLB公式によるプレイヤーランキングを紹介した。

この記事を書いているのが2月半ば。あと約1ヶ月で2025年シーズンが幕を開ける。日本人選手の活躍に期待するのはもちろんだが、他選手の活躍にも目が離せない。

日本から新たに菅野選手、佐々木選手、小笠原選手が海を渡った。マイナーリーグにまで目を向ければこちらも今シーズンから米移籍を果たした青柳選手と藤浪選手もいる。

そしていずれも投手だ。バッタバッタとMLB選手を抑えるところを見たいものである。

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