はじめに
2月17日から、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が公開されている。
当初2024年の公開を予定していたが、昨年の大規模なストライキの影響で今年に延期されていた。また、劇場版MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品は、ドラマを除けば2023年公開の「マーベルズ」以来、約2年ぶりとなった。
今作の見どころは、やはり主人公サム・ウィルソン演じる「2代目キャプテン・アメリカ」である。「アベンジャーズ:エンドゲーム」にて初代キャプテン・アメリカ、スティーブ・ロジャースから盾を引き継いだ後の物語が描かれる。
ネタバレなしで、見どころの解説をする。
見どころ① MCUの世界線
一つ目、MCUの世界線はしっかりと継続されている。
予告版で桜のような物がちらちら見えていたことで、「日本がどこかで関係してくるのかな?」と思っていたらその通り。今回は日本とアメリカという国交関係が1つの肝。
この国交が活発になる原因が、「エターナルズ」で出てきたティアマットが関係している。↓

まさかこういう形でエターナルズが出てくるとは、と驚いた。エターナルズ公開時、それ単体で観てみると全くの熱作品のような印象を受けた。
しかし、今作でエターナルズがMCUの1作品であることを確信できたのだ。
見どころ② アベンジャーズ再結成の予感?
2つ目に、アベンジャーズ再結成の予感を感じられた。
MCU作品を視聴している方はご存知だろうが、「アベンジャーズ:エンドゲーム」を機に、アベンジャーズを一区切りしている。アイアンマン・ブラックウィドウが亡くなり、初代キャプテン・アメリカ、スティーブ・ロジャーズもいない。
しかしながら、大統領となったロスから2代目キャプテン・アメリカ、サム・ウィルソンに告げられる。「アベンジャーズが必要だ」、と。
アベンジャーズシリーズ第5作目、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」が2026年に控えている。今作をきっかけにサム主導で、「2代目アベンジャーズ」の結成の一歩を踏み出しそうだ。
見どころ③ 2代目キャプテン・アメリカ
個人的に、2代目キャプテン・アメリカがどう演出されるのかが1番の見どころであった。
冒頭から、「キャップ」と呼ばれるサムには雰囲気があり、すでに「キャプテン・アメリカ」の自覚が生まれていた。厳密には、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」がサムのキャプテン・アメリカデビュー作でその影響かと思った。
しかし、やはり違った。決して完璧ではない。
予告編で「君はスティーブ・ロジャースになれない」というセリフがあったように葛藤があった。自分とスティーブを比べてしまい、逃げ出してしまいたい一面もしっかりと描かれている。
盾を持てばキャプテン・アメリカになれるわけではないのだ。
ネタバレをしないと言ったが、1つだけ。本作の途中にこんなセリフがあった。
「強いからキャプテン・アメリカなんじゃない。サムだからキャプテン・アメリカなんだ」、と。この言葉に勇気づけられてサムはしっかりとキャプテン・アメリカを演じていた。
さいごに
以上、簡単にレビューをまとめた。
本作品は、上映時間2時間と劇場版「キャプテン・アメリカ」デビュー作にも関わらず、とてもコンパクトで、いわゆる「中だるみ」もない。
また新しいMCUが始まりそうで1MCUファンとしてとてもワクワクしている。
2/14から公開中である。ぜひ劇場で。
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