はじめに
先日、2026年WBCに関する記事を書いた。
日本、アメリカで共に2025年のシーズンが開幕して、1ヶ月と少しが経った。
そして、早くも今シーズンオフに開催予定のWBC2026年のニュースが飛び交っている。
上の記事はアメリカの主将が発表された、というもの。
2026年のアメリカ代表の主将は、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が務めることが発表された。
アーロン・ジャッジ選手といえば、MVPを2度、ホームラン王3度、打点王2度受賞した現MLBで最も優れた打者の一人である。
また、前回大会に主将を務めたロサンゼルス・エンゼルス在籍のマイク・トラウト選手も参加表明をしている。
マイク・トラウト選手も過去MVPを3度受賞しており、早くもMVP2名が参加を発表した。
そして、つい先日、とあるビッグネームの参加も決まった。
何より、一緒に参加しないか、と声がかかった際に、「参加する」と即答したようだ。
2025年シーズンがまだ続くが、早くも2026年WBCが盛り上がりを見せる。
スーパールーキーが参加を表明
では、誰が参加表明したかというと、ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズ選手だ。生憎、日本ではまだその名が広まっていないはずだ。
ポール・スキーンズ選手は、昨年2024年にメジャーデビューし、そのシーズンで新人王を受賞。
以下がシーズン成績である。
登板数23 11勝3敗 投球回133 奪三振170 防御率1.96
繰り返しになるが、昨シーズンデビューし、この成績を収めている。
160kmの直球をバンバン投げ、キレッキレのスライダーとチェンジアップで三振を築く、THE本格派の投手である。
今シーズンも、ここまで3勝、防御率2.63、奪三振53を記録している。
この発表に胸が躍った。
僕がポール・スキーンズ選手を知ったのは、大谷選手と対戦した時だ。
その時もバンバン160kmの直球を投じており、三振かホームランか、のような力のぶつけ合いが印象的だった。
対戦成績は、三振、ホームラン、ヒットで大谷選手に軍配↓
動画の3:42に見せるポール選手の悔しそうな表情も印象的だ。
そして、胸が躍った理由はもう一つある。
それが、サイ・ヤング賞級の投手もWBCに参加をするようになった各チームの姿勢だ。
特に投手陣に関しては、各チームがかなり気をかけている。
WBCに参加する選手の傾向
2023年のWBCは日本が華やかに優勝したのは記憶に新しい。
激戦だったのは間違いなく、前回のメンバーはマイク・トラウト選手をはじめ、ムーキー・ベッツ選手、ピート・アロンソ選手などタイトルホルダーがかなり多かった。
故にアメリカが”本気モード”であることは誰の目にも明らかだった。投手を除いては。
言い方は良くないが、野手人に比べ、投手陣はその顔ぶれがやや劣る。日本人に馴染みのある元巨人のマイコラス選手も参加していた。
ただ、投手の最高賞であるサイ・ヤング賞を受賞した選手の参加は0だった。
ただ、その理由も納得がいく。つまり、調整の難しさにある。
その開催時期ゆえに(3月なかば)、自身のコンディションを約2週間早く仕上げないといけない。またそれにより怪我のリスクも高まる。
各チームがこれまで、WBCやオリンピックにエースをWBCに送らなかったのは怪我を恐れてのことだろう。なぜなら高い給料を払っている分、シーズンでの活躍を優先する。
ただその暗黙の了解というか、タブーというかを破ったのがポール・スキーンズ選手だ。彼を皮切りに他チームの投手陣も揃ったらどうだろうか。前回以上の盛り上がりが期待できそうではないだろうか。
さいごに
以上、ポール・スキーンズ選手のWBC参加表明に関する記事をまとめた。
前回の記事でもアメリカの本気度が伺えたが、ポール・スキーンズ選手の参加によりさらに拍車がかかった。
さて、2026年のWBCはどうなるだろう。決勝で対アメリカの再戦となるだろうか。もしそうなったら日本はどうやってこの剛腕投手を打つのだろう。
楽しみで仕方がない。
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