はじめに
早いもので、今シーズンのMLBも折り返し地点に達しました。
ばらつきはあるものの、多くのチームが80前後の試合を消化。残り約80試合で今シーズンも終わりを迎えます。
毎シーズンはもちろん、個人的にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)には同じかそれ以上の熱量があるんです。
サッカーで言うところの、ワールドカップ。
国内/海外のシーズン?試合は全く見ませんが、ワールドカップとなると話は別。あの期間だけはサッカーのファンになります。
国と国の試合って胸が熱くなるわけです。スポーツの醍醐味でしょうか。
脱線してしまいましたが、野球版のワールドカップ、WBCが開幕されます。
過去5度開催され、そのうち3度日本が優勝しており、2023年の前回大会の名勝負は記憶に新しい方もいるでしょう。
元チームメイトだった大谷選手とマイク・トラウト選手のマッチアップ。
MLBに詳しい方なら、あの対決で心を揺さぶられないわけがなかったはずです。
そして第6回大会が2026年に行われる予定で、優勝候補の筆頭に日本があります。
ただ、野球の本場、アメリカがストップをかけにきました。
「首位打者」が表明を出しました。
WBC2026 アメリカ代表に「首位打者」が参加
つい先日、アメリカ代表に「首位打者」が参加すると発表されました。
過去、MLBのメンバーに関して記事をいくつかまとめているんですが、次回大会のアメリカ代表は本気であることが感じられます。
その首位打者とは、カンザスシティ・ロイヤルズ在籍のボビー・ウィットJr選手です。
2024年の昨シーズン、若干25歳で「最多安打」「首位打者」を受賞しました。
- 打率・・・.332
- 本塁打・・・32
- 打点・・・109
- 安打数・・・211
- 盗塁・・・31
- 出塁率・・・.389
- 長打率・・・.588
下の動画をご覧いただければ分かる通り、ホームランバッターではない。
しかしながら、30本塁打を打つだけでなく30盗塁も記録しており、昨シーズントリプルスリーを達成しました。
コンパクトなバッティングフォームから安打を量産する遊撃手。
今シーズンも決して好成績ではないながら、以下の成績を収めている。
- 打率・・・.286
- 本塁打・・・11
- 打点・・・45
- 安打数・・・97
- 盗塁・・・22
- 出塁率・・・.338
- 長打率・・・.490
訳半分の試合を終えた段階で、盗塁数はすでに昨シーズンの記録(31)に迫っています。
長打率が5割に迫る成績を残しており、2塁打以上が多いことも特徴です。全97安打のうち、二塁打が30本、三塁打が3本、そして本塁打が11本。
単打が57本、二塁打以上が44本。加えて塁に出せば盗塁される。
アメリカ代表では1番か2番で出場するのではないかと踏んでいますが、厄介な選手が加わってしまいました。
なぜ2026年のアメリカ代表が本気と言えるか
例年以上にアメリカが本気で優勝を優勝を取りに来ていることが分かる理由は、ポール・スキーンズ選手の参加から伺えます。
詳しくは下の記事にもまとめています。
早い話、これまで怪我をするリスクを避けるために、サイ・ヤング賞級の投手は参加させなかった各チーム事情がありました。
ところが、投手に課題のあったアメリカ代表に、ポール・スキーンズというビッグネームが加わり、投手に厚みが増したのは間違いないです。
ちなみに、今のところ正式に出場表明をしているのが以下3選手。
- アーロン・ジャッジ
- ポール・スキーンズ
- ボビー・ウィットJr
アーロン・ジャッジ選手は、過去本塁打王やMVPを受賞しており、先述したようにポール・スキーンズ選手は未来のサイ・ヤング賞候補の投手の一人。
つまり、すでにエースと4番が確定しています。
また、正式に発表がされていないながら、前回大会主将のマイク・トラウト選手も前向きな参加表明を示しており、強力布陣ができつつあります。
さあ、どうやってポール・スキーンズ選手の球を打つのか。
またどうやってアーロン・ジャッジ選手を抑えるのか。
次回大会は見ものです。
さいごに
以上、ボビー・ウィットJr選手参加に関してまとめました。
アメリカ代表監督やらコーチ陣が参加選手を募っているのでしょうが、おそらく選手から選手に声かけもなされているでしょう。
もしそうだとして、オールスターが目の前に控えています。
言ってしまえば、今旬な選手が集まる場ですから、絶好のスカウトの場です。
もし、昨年のサイ・ヤング賞投手タリク・スクバル選手が参加したら?
ブレーブスのスペンサー・ストライダー、レンジャースのジェイコブ・デグロムが参加したら?
アメリカ代表の課題だった投手陣が充実したら、いよいよアメリカ優勝が現実味を増すでしょう。次回大会が楽しみです。
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